お茶のこと

2014年11月 3日 (月)

茶源郷まつり2014

11月は茶の世界のお正月。

春に摘み、秋まで熟成させたお茶壺の口を切るおめでたい季節でもあり、茶源郷『和束』では茶源郷まつりの季節でもある。

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雨の影響もあり、初日は少し人の出足が悪かったが、それでも多くの人がまつりを楽しんでいた。

われわれお茶の大学は『お茶の大学図書館』を開館。6つの講義を開催。

10336612_769799186442109_5299808133 ペットボトルのお茶のテイスティング

10636314_10205102107650397_58333656 茶袋つくり

10153042_769799566442071_8397113182 茶農家さんの絶妙トーク

10286930_770182593070435_5555299497 ヨーロッパツアー報告会

2 なごやかなビブリオバトル

 

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お茶の大学図書館は、お茶のある場所にそっと開館します。





















2014年10月18日 (土)

作品鑑賞茶会

10676293_708737162549777_1063534597 今回の作品展のメインイベント「作品鑑賞茶会」でした。

10410740_708742365882590_4443266480 ギャラリースペースの花入れにもお花がはいります。山牛蒡と海老草。

10570367_708737755883051_7277055623 点前座。御自作の棚に竹のお道具。

1689329_708741469216013_25627712972 お菓子は諏訪園さん。本物の栗も添えて。

 

10710907_678353698929632_9100506450 お軸は大徳寺四百十八世、宙宝宗宇(松月和尚)の書

竹筧二三升野水 松窓七五片閑雲 ちくけんにさんしょうのやすい しょうそうしちごへんのかんうん

山中の住まいに居て、何も他人にお見せする物とてないけれど、ここには筧を渡る水がいつもチョロチョロ流れているし、松越しの窓からは嶺にたなびく美しい白雲を何時も見る事が出来る。これで十二分ではないか、この外に何を求めようと云うのだ。という禅語。

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口下手だけれども、まっすぐでやさしい吉岡さんの人柄がでた、素敵な会となりました。

作品展は明日が最終日となります。

2014年9月29日 (月)

吉岡道雄 作品展

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吉岡 道雄 作品展   Michio Yoshioka Exhibition

2014.10.11[土]‐10.19[日] 10時 – 18時
◎10月18日(土) 鑑賞茶会 ①11時~、②14時~、③16時~

播州大工職人の家に生まれ、三代目として家業を営むかたわら、茶人としても活躍されている 吉岡道雄さんの作品展です。材の本質を知る職人だからこそ見出す、美しいフォルムの作品が揃いました。

お茶会のお申し込みは:阪急伊丹 お茶のみどり園 本店 072-772-5339
兵庫県伊丹市西台1丁目8番3号 http://itami-midorien.com/index.html

 

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吉岡 道雄
1980年 神戸市生まれ   
1999年 県立明石清水高校卒後、父親(大工親方)に弟子入り   
2007年 裏千家教授 島津宗典先生に入門   
2014年 姫路ギャラリー「とーく」で三人展開催(陶芸、書、木工) 

2014年9月28日 (日)

堀井式碾茶炉

わたしたちの主催するお茶の大学の9月度定例会。

秋晴れの宇治に行ってまいりました。

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1 京阪宇治駅下車すぐの宇治川畔の茶園

宇治市は京都府下でも特に覆下園が中心の茶産地。この季節は来春までのエネルギーを蓄えていた。

4 勉強熱心なお茶大生たち

 

参加いただいたプロの茶農家さんからの補足説明も聞きながらの茶園見学のあとは、老舗山本甚次郎商店へ。

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大正14年製の「堀井式碾茶炉」のある工場内を見学。現役稼働している日本で最古の碾茶炉だとか。

11 炉内部。

琵琶湖の葦をつかった「本簀」と、「はさがけ」したあとの「稲藁」での茶栽培は、人工的な寒冷紗の遮光では得られない『味』をもたらす。その僅差の味を感じ取る人間の味覚にも驚く。

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既に国内の葦栽培は絶滅危惧的産業となり、高齢化する稲作農家では「はさがけ」など、手間のかかる作業はなくなりつつある。昔ながらの育成方法を守りたい茶農家は、自ら葦を手に入れて本簀を作り、稲藁をほうぼうに探し求めないといけない。

古いものや効率度外視の方法がすべて「良いもの」ではない。現代人の我々はそんなことくらい承知している。けれど人間の営みが循環していた時代の方が、豊かであり、物を大切にし、いろんな文化を生み育てていたことは確かだ。

山本さんの話を聞きながら「営みの分断」について思いを巡らせた。

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伝統と革新。人間まだまだ捨てたもんではないし、いろんな技術が「本物を求める」時代に向かっているなと、美味しい抹茶アイスを食べながら楽観的に思う。

2014年6月11日 (水)

お茶のこと

連日のお茶のこと。

折角の機を得れば、すかさず遠征。

10155515_595352063896463_1893856668 五島美術館

 

10441025_595352140563122_1210838776 畠山記念館

 

10390236_595352123896457_3161123239 永青文庫

 

そしてこれまた、機会を得て

10365630_596702707094732_4463192462 妙喜庵 国宝「待庵」

 

10177883_596702690428067_8643187158 大山崎美術館

 

10368877_596702737094729_3789665460 水無瀬神宮

 

 

1907352_598015820296754_68959984879 大徳寺 古田織部四百年遠忌

 

日々、お茶三昧でおりますが、知れば知るほどわけがわからない世界です。

















2014年5月26日 (月)

熊野赤倉 お茶摘み合宿 その2

翌日は、朝から茶摘み。

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茶摘みと言っても、茶畑があるのではなく、民泊の周囲の庭に自生する茶の木から、1芯4~5葉を摘み取る。

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中平さんによるレクチャ。こんな風に茎に添ってこそぎながら葉を取るのだ。 

 

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釜炒り10分、揉捻10分。これで完成。(ちなみに揉捻機は明治時代の機械)

 

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あとは天日乾燥。

 

この地域では、昔から茶が自生しており、自宅で飲む茶はこの時期にいっぺんに摘み、製茶して保存していたらしい。

飲むまえにもう一度焙じてから飲むのだとか。生活に根付くお茶。とても香ばしく味わい深い。

 

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中平さん、大変お世話になりました!

熊野赤倉 お茶摘み合宿 その1

ご無沙汰していたブログ。

画伯からは更新頻度の悪さを指摘される。

 

日々は充実。

先日は三重県熊野市“山里民泊あかくら”で「熊野赤倉 お茶摘み合宿」を開催。

Dscn8274_1024x735 三重県育生町赤倉

 

お茶の大学 総勢8名のツアー。松阪駅で集合しレンタカーを借りて一路、熊野へ。

JR熊野市駅から山中へ入ること30分。携帯電話の電波も届かず、TVもない。川のせせらぎと鳥の鳴く声だけが聞こえる場所。

 

Dscn8311_768x1024 三ツ岩

Dscn8287_1024x768 大丹倉

Dscn8282_768x1024 丹倉神社

Dscn8347_768x1024_2 雨滝

Dscn8293_802x1024 あまごづくし

Dscn8292_768x1024_2 お風呂の準備

 

満天の星空を眺め、蛍を追い、静寂を満喫。

 

 

 

2014年3月 9日 (日)

茶飯釜

今日は「茶飯釜」の茶事。

箕面の山はとても寒く、日中もまったく気温が上がらず。

Dscn8180_1024x768 炭の火がうれしい

Dscn8182_765x1024 待合のお花。お軸はお雛様

 

「茶飯釜」はすこし特殊な茶事のようだが、楽しみにしている人がおおい茶事のよう。湯を沸かす炉をつかって、ご飯を炊き、それをみんなでいただくのだ。

 

Dscn8184_768x1024 ご飯を炊く火力が必要なので、炭は多め。

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下火の間にかけられた釜には、米の量に適した水がすでに入っている。炭を継ぎ終わったら、洗った米を投入。

Dscn8189_768x1024 順番に火吹きで火力をあげていく。亭主と客の共同作業。

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釜には「飯来飢」の文字が鋳込まれている。『腹が減ったら飯喰いに来い』という意味らしい。裏側には「渇来茶」の文字。『喉が渇いたら茶を飲みに来い』と。

お道具は侘びた風情のものが好まれる。そりゃ、みんなで火を吹きあうのですから、わびてますよね。

Dscn8205_768x1024 炊き合わせは『鴨葱』 美味しゅうございました。

 

Dscn8177_763x1024 お軸も花入れもとてもすてきな取り合わせ。

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茶友の門出をみなで祝う。とてもあたたかな茶事でした。

2013年12月25日 (水)

赤倉

三重県熊野市は『赤倉』という限界集落にお邪魔した。

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吉野口から車で2時間。人口1名という奥熊野の秘境。自生する『野生茶』のお話を伺うのが第一の目的。

1500888_516647068433630_2103128558_ 道中、車窓から望む峯には雪

 

目的地の「あまご屋」は、山里民泊、あまご料理の店。静かな山里というキャッチフレーズ以上、何もない豊かな場所だった。

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ご主人の中平さんと長時間談笑。この地での暮らしや熊野の魅力、野生茶のお話を伺う。

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1524656_517334151698255_948458992_n 巨石が点在する庭のそこらじゅうに自生している茶の木

中平さんの幼少の頃には、金山町の小学校の分校があり、世帯数もあり、田畑もあったが、今ではあまごの養殖場とこの民宿だけという。

できれば夫婦で移住してくれる人を探しているとのこと。そんなことをお話しする中平さんだが、まだまだ眼光鋭く、エネルギーに満ち溢れた人だった。

1503861_517333798364957_1490333017_ 古い揉捻機


1471087_517334318364905_108198542_n やかんで煮出す半発酵茶

1483195_517334081698262_1305508759_ 今まで味わったことのない甘い水

 

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中平さんのお茶は、熊野市の海岸沿いの「木花堂」さんで扱われている。ここにも、人のつながりがある。

2013年10月 6日 (日)

古色への憧れ

10月に入り、すっかり秋の気配かと思うと、夏のような日差しも。

 

今日は定例の公園掃除。

1269314_479633012135036_1462966361_ 百日紅と柿

Dscn8106_768x1024_2 柘榴

Dscn8107_768x1024_2 栗の木

 

掃除が終わった後のお楽しみはみなさんとの語らい。子供たちはジュース選びに真剣。 

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公園掃除のあとは、友人のA女史より招待をいただいていた講演会にでかける。講演会『茶人 荒木村重』

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講演に先立って、お菓子とお抹茶をいただく。今日の講演は「茶人荒木村重」と「有岡城での茶会の様子」について。

荒木村重と津田宗及、今井宗久そして千宗易(利休)との関係性を茶会記から読み解く、大変興味深い内容だった。

歴史家の想像力、妄想力、そして事実を知ろうとする集中力には、いつも圧倒される。発掘現場から出る新たな発見や、歴史資料の付き合わせによって真実が浮かび上がってくる瞬間を体験は得も言われぬ感動なのだろう。

 

古色への憧れ

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先日、京都亀岡の帰来窯にお邪魔して体験させてもらった樂茶碗。お願いをしていた通り、うすい桜色と白の仕上げにしていただいていた。

しかし、どうしても以前に見た馬盥碗が忘れられず、自分で古色をつけて似せてみた。

 
Dscn8104_1024x768_2 行き過ぎては後戻りできないので、慎重に。

大きく失敗をすることなく仕上がる。貫入が少し際立つだけで茶碗の印象が変わる。

 

ただ、後で着けた古色それだけのものでしかない。

あとは日常使いでじっくりと育てていこう。

 

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